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登録ヘルパーは料理をできないといけない?

所属する事業所の判断にもよりますが、登録ヘルパーとして働いていくためには、料理のスキルは「あったほうが良い」と考えてください。

もちろん、事業所に対して「身体介護専門にして欲しい」と申し出れば、そのような働き方も可能です。ただし、少なくとも登録ヘルパーの場合、料理ができる人とできない人とでは、仕事の依頼数が違ってくるかもしれません。料理が苦手な人は、早めに一般的料理ができるスキルを身につけておいたほうが良いでしょう。

訪問介護で料理を作る際のポイント

いかに料理が上手なヘルパーであっても、利用者が料理に満足してくれるかどうかは別。人にはそれぞれ好みや嗜好がある以上、料理を提供する側は、「これは絶対おいしいはずだ」「これは絶対に喜んでくれるはずだ」というヘルパーの自信や思い込みを、捨てなければなりません。その上で、利用者に心から喜んでもらえる料理を提供するために、しっかりとコミュニケーションを重ねていきます。訪問の都度、コミュニケーションを深めながら、少しずつ以下のポイントを意識していってください。

利用者の好みや嗜好をよく理解する

利用者により、料理の好みや嗜好は大きく異なります。コミュニケーションを通じ、利用者は「何が好きか」「何が嫌いか」を理解しましょう。また、実際に料理を食べてもらうことで、味付けやトッピングの好みも把握していきます。

利用者本人だけではなく、できれば家族からも本人の好み・嗜好をヒアリングしておくと良いでしょう。

栄養バランスを考えた料理を提供する

本人の口に合うものを提供することが基本ですが、そうとは言え、栄養バランスを全く無視した料理を提供し続けることはできません。毎食、主食・主菜・副菜を用意するとともに、栄養バランスの視点から魚や肉、野菜などの食材のローテーションもよく考慮しましょう。

少しずつ料理のバラエティを広げていく

同じ食材であっても、調理方法によって全く異なる趣の料理に仕上がります。煮たり焼いたり、卵でとじたりスープにしたり等々、少しずつで良いので、調理方法のバラエティを広げていくようにしてみましょう。

訪問介護での料理を通じ、私生活での料理のバラエティも広がっていきます。

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訪問介護で料理を作る際の注意点

訪問介護で料理を作るときの注意点について、次の5点を確認しておきましょう。

あらかじめ嚥下機能を確認しておく

脳卒中の後遺症などにより、嚥下機能に障害を持つ高齢者は少なくありません。誤嚥性肺炎は死因にもつながることから、料理を提供するにあたっては、事前に利用者の嚥下機能レベルをよく確認しておくようにしましょう。

実際の調理においては、利用者の嚥下機能レベルに応じ、食材を食べやすい大きさに切ったり、食材に隠し包丁を入れて長時間加熱したり、ゼラチンなどを使用してとろみを付けたりなどします。

本人のこだわりや現状を尊重する

たとえば、利用者が国産の食材にこだわっているにも関わらず、コストを安くする目的で外国産の食材を利用すれば、利用者は怒るでしょう。あるいは、嚥下機能に問題がなく硬めの料理が好きな利用者に対し、高齢者という先入観で柔らかい料理ばかりを提供していれば、利用者の満足度は低下するでしょう。

栄養バランスを考慮しつつも、本人のこだわりや現状は尊重しなければなりません。

料理の手を抜きすぎない

毎回レストラン並みの豪華な料理を作る必要はありませんが、そうとは言え、あまり手を抜きすぎるのも問題。出来合いのお惣菜をそのまま出したり、冷奴などのそのまま食べられる料理を頻繁に出したりなどすれば、利用者は徐々に不満を溜めていくでしょう。

たとえ手を抜かなくとも、「カレー、肉じゃが、シチュー…」といった具合に、ワンパターンのローテーションにならないようにも注意しましょう。

限られた時間内に料理を作れるよう段取りをイメージしておく

一件の訪問介護に使える時間は、無限にあるわけではありません。限られた時間の中で決まったサービスを提供しなければ、利用者本人にも別の訪問サービス事業者(看護やリハビリなど)にも迷惑をかけてしまいます。

そのため登録ヘルパーは、限られた時間内に予定の料理を作れるよう、きちんと段取りをイメージしておくことが必要。料理に慣れていない人は、事前に自宅で練習しておくことをおすすめします。

まとめ

料理が苦手なヘルパーは、利用者に料理を作って提供することに大きな抵抗を感じるかもしれません。

確かに、最初はやや苦労するかもしれませんが、いったん料理のベースさえ覚えてしまえば、さほど大変ではありません。出汁の取り方や味付けの仕方などが身につけば、直感や感覚でも様々なパターンの料理を作ることができるようになります。

仕事を通じて身につけた料理のスキルは、プライベートでも大いに役立つものです。自分の人生を豊かにするスキルと前向きに捉え、楽しみながら料理を覚えていきましょう。

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