レクリエーション介護士の取得に挑戦したいと考えている方の中には、
「この資格は本当に役立つのかな？」
という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこでこの記事では、レクリエーション介護士の特徴や、取得のメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。
レクリエーション介護士というのは、その名の通り利用者とのコミュニケーションやレクリエーションに関する知識やスキルを習得するための資格です。
では、そんなレクリエーション介護士の受験資格と受験費用について、詳しく見ていきましょう。
レクリエーション介護士には、2級と1級があり、2級については誰でも気軽に挑戦できます。
1級は、2級よりもさらに高度な知識とスキルが必要になり、レクリエーション介護士2級を保持していないと受験ができません。
受験費用については、どのスクールを選ぶかによっても変わってきますが、2級の場合は大体3万円前後、1級の場合は5万円から10万円前後が相場となっています。
冒頭でも解説したように、レクリエーション介護士に興味を持っている方の中には、この資格の必要性について疑問を感じている方もいるでしょう。
以下、レクリエーション介護士が介護現場で役立つ理由について、詳しく解説していきます。
レクリエーションというのは、利用者の心身機能の回復に繋げられます。
例えば、少し頭を使うようなレクリエーションを企画できれば、利用者の考える力を回復させられるようになります。
また、ユニークなレクリエーションを考えることができれば、利用者のストレス発散に繋がり、心身ともに健康的な状態を維持できるようになるのです。
年齢を重ねると、足腰が弱くなったり、体力が低下したりして、思うように動けなくなってしまうこともあります。
そのような利用者に対してレクリエーションを行うことによって、気分転換に繋げられるようになるのです。
介護職員として質の高いサービスを提供するためには、利用者とのコミュニケーションが重要です。
コミュニケーションがしっかり取れていなければ、利用者が望むサービスやサポートを提供することはできません。
レクリエーションを取り入れることによって、利用者とのコミュニケーションが円滑になりますので、その後のサービスやサポートも行いやすくなるのです。
では次に、レクリエーション介護士を取得するメリットについて、詳しく見ていきましょう。
介護職員として働いている方の中には、利用者とのコミュニケーションで悩んでいる方もいるでしょう。
ただ、先ほども解説したように、レクリエーションは利用者との距離を縮める重要なツールとなりますので、自分も仕事を行いやすくなりますし、利用者も安心してサービスやサポートを受けられるようになるのです。
レクリエーションと聞いて、
「誰でもできる」
と思ってしまう方がいるかもしれませんが、意外と難しいです。
知識やスキルがないと、一般的なレクリエーションしか思いつかず、利用者に退屈な思いをさせてしまう可能性が高くなります。
レクリエーション介護士を取得することによって、ユニークなレクリエーションを考える力が身につきますので、心からレクリエーションを楽しんでもらえるようになるのです。
レクリエーション介護士の資格に対して、
「あまり必要ないのでは」
と考えている方もいるでしょう。
ただ、レクリエーション介護士を取得することによって、様々な現場で活かせるようになります。
特に重宝するのが「訪問介護」の現場です。
訪問介護では、利用者に対して一対一でサービスを提供します。
レクリエーションの企画や運営の知識とスキルがあれば、利用者との距離を縮められるようになりますので、信頼を獲得しやすくなるのです。
利用者を近くで支えたい、お互いに信頼関係を築いていきたいと考えている方は、レクリエーション介護士を取得したうえで訪問介護に挑戦してみてください。
介護職への転職って実際どうなの？
メリットやデメリットを紹介！
レクリエーション介護士には様々な魅力、メリットがありますが、1つだけ注意すべき点があります。
それは、必ずしも給与アップに繋がるわけではないということです。
場合によっては、レクリエーション介護士を取得しても給与が変わらないということも考えられますので注意しましょう。
とはいえ、仕事に役立つ資格であることには間違いありませんので、キャリアアップを目指している方は、是非挑戦してみてください。
レクリエーション介護士というのは、利用者とのレクリエーションに関する知識とスキルを習得できる資格のことです。
この資格を取得することによって、利用者とのコミュニケーションも円滑になりますし、様々な現場で活かせるようになりますので、少しでも興味がある方は挑戦してみてください。
