訪問介護に向いている人・向いていない人って?

訪問介護に向いている人・向いていない人って?

ここでは、訪問介護の仕事にはどんな人が向いているのかを見ていきます。

「訪問介護の仕事に興味はあるけれど、自分に向いているかどうか分からない…」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

岡山で介護事業を展開するアミューズ富永代表の富永氏にも、プロの目線からお話をお伺いしました。

訪問介護に向いている人は?

さっそく、訪問介護の仕事に向いている人はどんな人なのかを見ていきましょう!

以下に、向いていると言われている性格や考え方の傾向などを、一覧にまとめてみました。それぞれ参考にしたサイトも併せて紹介しています。

  • 介護求人ナビ
    https://www.kaigo-kyuujin.com/oyakudachi/break/27625/
  • ヘルなびメディア
    https://helnavi.com/media/system/change/kaigo-syusyoku/
  • かいごgarden
    https://www.tsukui-staff.net/kaigo-garden/qualification/a-person-suitable-for-care/

人の世話をするのが好きな人

「介護求人ナビ」では、世話好きな人が訪問介護の仕事に向いていると紹介されています。

介護を必要としている人の身の回りのお世話、生活のサポートをするのが仕事のため、やはり誰かのお世話をするのが好きな人のほうが、ストレスなく働けるのでしょう。

ひとくちに利用者といってもさまざまな人がいて、それぞれ求めることや注文することが違うため、世話好きな人ならそうした注文にも嫌な顔をすることなく対応できる、とも書かれています。

人の世話をするのが苦じゃない人、困っている人の役に立ちたい気持ちがある人は、ぜひ訪問介護の仕事を前向きに検討してみましょう!

思いやりがあり、気配りができる人

「ヘルなびメディア」では、“思いやりのある人”が訪問介護の仕事に向いていると紹介されています。

加齢や障がいにより身の回りのことを一人でできなくなってしまった利用者さんは、精神的に不安定な方や落ち込んでいる方も少なくないため、そうした気持ちに寄り添える思いやりを持っている人が求められるようです。

また、「かいごgarden」では、気配りができる人も訪問介護に向いていると書かれています。利用者さんの身体の痛みやちょっとした様子の変化にも気付けるような、細かな気配りができる人は、利用者さん本人はもちろんその家族からも信頼され、訪問介護員として力を発揮することができるのでしょう。

さらに同サイトでは、高齢者など介護を必要としている人に対し、敬う気持ちを持って接することができる人が向いているとも紹介しています。入浴や排せつなどの介助は、介助される側にとって精神的なストレスや羞恥心が伴うもの。そのため、相手の尊厳を傷付けるような態度や言葉を慎み、尊敬の念を持って介助できる人が求められます。

まだ身体介助は自分にはハードルが高いかもという場合は、生活援助の比率が高い職場を探すというのも一つの手です。

気持ちを上手に切り替えられる人

「かいごgarden」では、気持ちの切り替えが上手な人がホームヘルパーに向いているとしています。

訪問介護は人と深く関わる仕事である分、利用者さんやその家族から、イライラなどの感情をぶつけられるようなことも少なくないよう。そうしたときに、マイナスな気持ちをすぐに切り替えて仕事に向かえるポジティブな人のほうが、ストレスなく働けると書かれています。

落ち込んだときの、自分なりの解消方法を見つけておくといいですよ。

人と関わることが好きな人

「ヘルなびメディア」では、介護職に向いている人として、誰かと関わることやコミュニケーションをとることが好きな人、というのが挙げられています。介護現場では、利用者さんやその家族、他のスタッフ、関連業者など多くの人と関わる機会があるため、誰とでもコミュニケーションをとれる人のほうが向くのだそうです。

訪問介護の場合、施設に通勤するよりは人と関わる機会が少ないかもしれませんが、さまざまな利用者さんやその家族と密に接する必要があるため、やはり人との関わり・コミュニケーションが好きな人の方が向いていると言えるでしょう。

一方で、「介護求人ナビ」では、人見知りをする人も介護の仕事に向いていると書かれています。

コミュニケーション力が高いに越したことはないものの、話すことだけがコミュニケーション方法ではなく、利用者の話を聞くだけでも喜んでもらえることが多いため、人の話をちゃんと聞いてあげられれば、話が苦手でも問題ないようです。

とくに訪問介護は1対1のコミュニケーションが主になるので、比較的自分のペースを保てる環境であると言えます。

気が長い人

「介護求人ナビ」では、気が長い人が訪問介護に向いているとしています。

介護を必要としている人の多くは、布団やベッドから起き上がったりパジャマを脱いだりといった日常の作業にも時間がかるほか、同じことを何度も言ったり、話が延々と続いたりすることも少なくありません。

そうしたことにイライラせず、見守ってあげられる寛容さも、求められる気質のようです。

介護事業を多く展開するアミューズ富永代表の富永氏にも、どんな人が訪問介護に向いているのかを聞いてみました。

富永代表

富永代表

大事なのは気持ち

お世話をして、その結果相手が喜んでくれることを嬉しいと思える方は向いていると言えると思います。

料理や掃除が得意で、苦にならない方も向いていますが、特別上手である必要はありません。

ただ、何より大事なのは気持ちです。この仕事をしたいという思いさえあれば、サポートしますので、安心して飛び込んできていただければと思います。