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訪問介護の入浴介助とは?

入浴介助とは、ホームヘルパーが利用者の自宅で行う訪問介護サービスの一つ。利用者の自宅にある浴室を利用し、入浴のサポートを行うサービスが入浴介助です。

心身のリラックスや感染予防、皮膚状態の確認、冷えの防止など、様々な目的で行われる入浴介助。ここでは、入浴介助の流れや注意点、混同されがちな「訪問入浴介護と入浴介助」の違いについて詳しく解説します。

入浴介助の流れ

ホームヘルパーが利用者の自宅を一人で訪問して行う入浴介助。実際に入浴介助を行う際の流れを順番に見てみましょう。

1.脱衣所や浴室の温度差をなくす

いわゆるヒートショックの予防のため、居室や脱衣所、浴室の温度を一定にしておきます。特に冬場は脱衣所が寒くなりがちなので、他の場所との温度差が大きくならないよう注意が必要です。

2.トイレを済ませてから脱衣所・浴室へ誘導する

利用者にトイレを済ませてもらってから(またはトイレ介助をしてから)、脱衣所へと誘導。必要に応じて脱衣サポートを行い、ゆっくりと浴室へ誘導します。利用者が転倒しないよう、浴室内では終始注意してください。

3.足元からゆっくりとお湯をかける

お湯が適温であることを確認の上、利用者の足元からゆっくりとかけて行きます。急に上半身にお湯をかけると利用者がびっくりするので、下半身から上半身へ向け、少しずつお湯をかけていきます。

4.体を洗う介助をする

髪、顔、上半身、下半身など、利用者の体をまんべんなく洗います。シャンプーや石けんの成分が残ると皮膚トラブルの原因にもなるため、しっかりと洗い流してください。

5.浴槽へ誘導する

浴槽に浸かるための介助を行います。利用者が転倒しないよう、慎重に介助を行いましょう。

浴槽に浸かる時間は5分ほど。心臓に負担がかかる可能性があることから、長風呂はしないようにしましょう。

6.着替える介助をする

あらかじめ脱衣所に椅子を用意しておき、利用者に座ってもらった状態で着替えの介助を行います。着替えを一通り済ませた後、軟膏や保湿剤等を塗り、ドライヤーで髪を乾かします。

7.水分摂取を促す

脱水予防のため、適量の水分を摂取するよう促します。あわせて、利用者の顔色や様子に変化がないかどうかを確認のうえ、入浴介助が終了となります。

入浴介助における注意点

入浴介助を行う際に、特に注意したいポイントを2つ確認しておきましょう。

入浴介助前に利用者の体調をチェックする

入浴介助を行う前に、必ず利用者の体調をチェックします。具体的には、体温や血圧、倦怠感の有無などです。湿疹が悪化していないかなど、皮膚の状態を確認することも大事です。普段とは様子が異なるようならば、入浴ではなく清拭に変更するなど臨機応変に対応します。

段取り良く入浴介助するための準備を周到に行っておく

脱衣所の温度設定や椅子の設置、洗濯済の着替えの準備など、スムーズに入浴介助を行うための準備をしっかりと行っておきます。入浴介助中、くれぐれも利用者に「待ってもらう」瞬間のないよう、計画的に段取り良く介助を行いましょう。

訪問入浴介護と入浴介助の違い

ここまで説明してきた「入浴介助」とは別に、いわゆる「訪問入浴介護」という別のサービスがあります。呼び方が似ているため混同されがちですが、それぞれは異なるサービスとされているため、区別して理解しておきましょう。それぞれの主な違いは、次の3点になります。

違い1:浴槽

入浴介助で利用する浴槽は、利用者の自宅の浴槽になります。それに対して訪問入浴介護で利用する浴槽は、事業者が訪問入浴車で運んできた専用の浴槽になります。

違い2:スタッフの人数

入浴介助を行うスタッフの人数は、基本的に1名です。それに対して訪問入浴介護で入浴介助を行うスタッフの人数は、基本的に3名となります。

違い3:スタッフの資格

入浴介助を行うスタッフは、多くの場合、介護職員初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)などの有資格者。それに対して訪問入浴介護を行うスタッフは、1名が看護師の有資格者で残り2名が介護職員初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)などの有資格者となります。

なお、入浴介助も行う訪問入浴介護も介護保険サービスに分類されるため、どちらのサービスを利用するにしても、利用者は要介護認定を受けていることが前提となります。

まとめ

食事や移乗の介助であれば、ある程度までは家族でも行うことができますが、入浴の介助の場合は、介護の素人である家族には難しいでしょう。

だからこそ、入浴介助や訪問入浴介護は、利用者やその家族からの満足度がとても高いサービス。笑顔と感謝の気持ちに囲まれながら行う仕事なので、きっとやりがいを感じられることでしょう。