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介護予防運動指導員とは?取得のメリットやデメリットを徹底解説!

高齢者の健康をサポートする仕事でもある「介護予防運動指導員」に興味を持っている方はたくさんいるでしょう。

そこでこの記事では、介護予防運動指導員の仕事内容や資格取得のメリット、デメリット、活躍できる職場について詳しく解説していきます。

介護予防運動指導員とは?

介護予防運動指導員というのは、高齢者の健康をサポートする仕事です。

もっと具体的に言えば、

・筋力低下予防
・転倒予防
・失禁予防
・心の病気予防

に繋がる、予防プログラムを立案する人材のことを指します。

介護予防運動指導員を取得するメリットは?

介護予防運動指導員として活動するためには、資格を取得する必要があります。

以下、介護予防運動指導員の資格を取得することのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

スキルアップに繋がる

介護予防運動指導員の資格を取得することによって、スキルアップに繋がります。

なぜなら、行える業務の幅がグッと広がるからです。

通常の生活援助や身体介助のほかに、

・運動支援
・健康維持サポート

が行えるようになりますので、一人ひとりに寄り添ったケアを提供できるようになるのです。

就職や転職で有利になることもある

現在は、高齢化社会を超える「超高齢化社会」になっていると言われています。

これに伴い、少しずつ介護予防運動指導員の需要が伸びているのです。

介護予防運動指導員の資格を取得しておくことによって、転職も有利に進められるようになりますので、自分の夢ややりたいことなどを実現しやすくなります。

給与アップに繋がる可能性もある

介護予防運動指導員の資格を取得することによって、給与アップに繋がる可能性が高くなります。

もちろん、施設によって手当の有無や額などは異なるのですが、中には3,000円ほどの手当てを支給している所もありますので、手取りを増やしたいと考えている方にも最適です。

介護予防運動指導員を取得するデメリットは?

では次に、介護予防運動指導員を取得するデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

時間がかかる

介護予防運動指導員は、

・介護職員初心者研修終了後、2年以上の実務経験を積んだ方
・介護福祉士実務者研修を修了している方
・ケアマネの資格を取得している方
・健康運動指導士などの資格を取得してる方
・医療系の資格を取得している方

上記いずれかの条件を満たしていないと取得できません。

介護職員初任者研修を修了していない方、あるいは終了して間もない方は、最低でも2年間は受験することができませんので、

「今すぐに資格が欲しい」

という方にはあまり向いていないと言えます。

短期の成果は出ない

介護予防運動指導員の資格を取得した後は、正式に「介護予防運動指導員」として働けるようになります。

ただ、この仕事はすぐに成果が出るものではありません。

介護予防運動指導員は、

・高齢者が健康的な生活を続けてくれること
・高齢者のケガや病気などを防ぐこと

などが目的となっていますので、短期間で目に見える成果を出したり、実感したりするのは難しいです。

介護予防運動指導員取得の流れ

では次に、介護予防運動指導員取得の流れについて詳しく見ていきましょう。

ステップ1:介護職員初任者研修を受ける

今紹介したように、介護予防運動指導員の資格を取得するためには、指定された条件を満たす必要があります。

その中で最も簡単なのは、介護職員初任者研修を取得するルートです。

介護職員初任者研修というのは、介護業界における基礎的な資格であり、難易度もそこまで高くありません。

また、この資格を持っていることによって、様々な施設で働けるようになりますので、取っておいて損はないと言えるでしょう。

介護士として働くならば
取得しておきたい資格

ステップ2:実務経験を積む

介護職員初任者研修を取得した後は、介護施設で2年間の実務経験を積みます。

介護施設の種類に制限は設けられていませんので、興味がある施設で知識やスキル、技術を磨きましょう。

ステップ3:指定研修の受講と試験

介護予防運動指導員を取得するためには、東京都健康長寿医療センター研究所が指定しているスクールで、講座を受講しなければなりません。

この講座を受講した後に試験を受けて、合格すれば介護予防運動指導員の資格を取得できます。

介護予防運動指導員の資格が役立つ仕事は?

介護予防運動指導員の資格は、高齢者とかかわる様々な仕事で役立ちます。

中でも最もおすすめなのは、訪問介護業界です。

介護予防運動指導員を持っている方が、訪問介護に従事することによって、生活援助や身体介助だけでなく、運動についても指導やアドバイスを行えるようになりますので、利用者に満足してもらいやすくなります。

また、訪問介護には「登録ヘルパー」という独自の雇用制度がありますので、ワークライフバランスを重視したいと考えている方にも最適です。

現役ヘルパーに
働きやすさを聞いてみた

まとめ

介護予防運動指導員というのは、運動プログラムの立案や、運動の指導、アドバイスなどを行って、高齢者の健康をサポートする仕事です。

介護予防運動指導員になるためには資格を取得する必要があるのですが、一定の条件を満たしている方でないと受験できません。

介護予防運動指導員の資格を取得するためのルートにはいくつかの種類があるのですが、効率的に資格を取得したいと考えている方には、

・介護職員初任者研修の取得→訪問介護事業所での従事(2年間)→受験

というルートがおすすめですので、是非参考にしてみてください。