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介護職に興味を持っている方の中には、
「無資格でも始められるって本当?」
という疑問を抱えている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、介護職は本当に無資格でも問題ないのか、無資格で挑戦するメリットやデメリットは何なのかということについて、詳しく解説していきます。
結論から言ってしまうと、介護職は未経験でも始めることができます。
ただ、2021年に法改正が行われ、2024年の4月から「認知症介護基礎研修」の取得が義務化されます。
この「認知症介護基礎研修」というのは、1日で取得できるものとなっていますので、そこまでハードルは高くありません。
これから介護職に挑戦する方は、先を見越してこの研修を受けておくことをおすすめします。
では次に、無資格で介護職に挑戦するメリットについて、詳しく見ていきましょう。
無資格で介護職に挑戦することによって、すぐに介護士としての経験を積めるようになります。
介護士としてレベルアップするためには、知識だけではなく経験も必要になり、早くから現場に出ることによって、介護士に必要なスキルを効率的に習得できるようになるのです。
介護関連の資格には様々な種類がありますが、それぞれ取得費用がかかります。
例えば、介護職員初任者研修には10万円前後の費用がかかりますし、実務者研修には10万円から20万円前後の費用がかかります。
中には、
「今すぐに費用を用意できない」
という方もいるでしょう。
無資格で始めることにより、これらの費用を抑えながら働き始められるようになり、働きながら資格取得費用を貯められるようになるのです。
施設の中には資格取得に関する費用を援助してくれる所もありますので、働きながら資格取得を目指した方がお得になるケースもあります。
では次に、無資格で介護職に挑戦するデメリットについて詳しく見ていきましょう。
無資格で介護職に挑戦した場合、資格手当が受け取れなくなります。
資格手当は、月に数千円から数万円になることも多く、無資格者と有資格者は年収に大きな違いが出てくるのです。
そのため、
「年収をアップさせたい」
「少しでも多くの給料を受け取りたい」
そう考えている方は、事前に資格を取得しておくことをおすすめします。
資格を取得していない場合、行える仕事に制限がかかります。
介護職の業務内容には、
・身体介護
・生活援助
上記2つの種類があるのですが、無資格の場合、基本的に利用者の体に触れる身体介護が行えませんので注意が必要です。
介護職は無資格でも挑戦できますが、有資格者のみを募集している施設もあります。
自分にどれだけ意欲があっても、資格条件を満たしていない場合、その施設では働くことができませんので注意が必要です。
介護職は無資格でも挑戦できますが、一部資格を持っていないと働けない事業所も存在しています。
それは、訪問介護事業所です。
訪問介護では、利用者の自宅に出向き、現地で身体介護や生活援助を行います。
訪問介護の仕事をするためには、介護職員初任者研修が必須となりますので、興味がある方は事前に取得しておきましょう。
では次に、介護関連の資格を取得すると何が変わるのかということについて、詳しく見ていきましょう。
資格を取得することによって、給料が変わります。
先ほども解説したように、基本給にプラスして資格手当を受け取れるようになりますので、年収が大きく変わってくるのです。
難易度が高い資格になればなるほど資格手当も大きくなりますので、キャリアアップを図りたいと考えている方は、積極的に資格取得を行っていきましょう。
資格を取得することによって、行える仕事の幅が広くなります。
無資格者が行えない身体介護も行えるようになりますので、介護職ならではのやりがいを感じやすくなるでしょう。
より専門的な資格を取得することによって、サービスの責任者としても働けるようになります。
先ほども解説したように、無資格者と有資格者では、応募できる求人の数が変わります。
資格を取得しておくことによって、自分に合った職場をある程度自由に選べるようになりますので、快適な環境で働ける可能性が高くなるのです。
では最後に、未経験者におすすめの介護関連資格について、詳しく解説していきます。
これから介護職を目指す方は、ひとまず介護職員初任者研修を取得しておくのがおすすめです。
この資格を取得することによって、訪問介護事業所でも勤務できるようになりますので、キャリアの幅が広がります。
介護職員初任者研修は、2週間から3か月前後で取得できますので、介護士としてキャリアップしたいと考えている方は、今から勉強を始めていきましょう。
介護職に興味を持っている方の中には、唯一の国家資格である「介護福祉士」の取得を目指している方もいるでしょう。
このような方は、介護福祉士実務研修を取得しておくのがおすすめです。
これは、介護福祉士を受験するために必要な資格となりますので、事前に取得しておけば効率的に介護福祉士を目指せるようになります。
介護職は未経験、無資格でも始めることができます。
無資格から挑戦することによって、様々なメリットを得れるようになります。
ただし、待遇面や業務内容の面で弊害が生じてしまうこともありますので注意が必要です。
介護職に転職することが既に決まっている方や、介護業界でキャリアアップをしていきたいと考えている方は、
・介護職員初任者研修
・介護福祉士実務研修
などの、初歩的な資格を事前に取得しておくことをおすすめします。