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訪問介護に限らず、介護業界では様々なハラスメントが発生しています。
もちろん、「全ての現場で」ということではありませんが、介護業界に従事するのであれば、ハラスメントの実態や対処法について知っておかなければなりません。
この記事では、訪問介護におけるハラスメントや、利用者の方がハラスメント問題を起こしてしまう原因、それから対処法について詳しく解説していきます。
では早速、訪問介護で起こり得るハラスメントをいくつか紹介していきます。
訪問介護では、セクハラトラブルも発生しています。
例えば、
などです。
セクハラは、女性職員がターゲットになることも多く、精神的なトラウマにも繋がりますので、早急に対応していかなければなりません。
訪問介護においては、モラハラも発生しています。
例えば、
などです。
モラハラについては、男女関係なくターゲットになり得ますので、トラブル発生時の対処法を事前に覚えておようにしましょう。
最後は、パワハラです。
パワハラというのは、
など、身体的暴力のことを指します。
利用者の方の多くは、今紹介したハラスメントとは無縁で、優しく、丁寧な方が多いですが、一部乱暴な方もいますので、正しい対処法を身に付けておかなければなりません。
では次に、訪問介護でハラスメントが起こってしまう原因について、詳しく見ていきましょう。
認知症を患っている方は、脳機能が低下していますので、感情のコントロールがうまく行えないことが多いです。
このようなことから、本来は胸の中にしまっておくべき負の感情がむき出しになってしまうのです。
また、認知症を患っている方の中には、
に悩まされている方もいて、見えない何か、聞こえない何かが原因で暴力や暴言に繋がってしまうこともあります。
体調不良による苛立ちが原因で、暴力や暴言を吐いてしまう方もいます。
例えば、
このような状態に陥ってしまうと、人は大きな不安や苦痛を感じます。
中には、自分の不調や苦痛、違和感を言葉で伝えられない方も多く、暴力や暴言が「体調不良を訴える手段」となってしまうケースもあるのです。
利用者の方の中には、古い考えを持っている方もいます。
例えば、
などです。
このような方は、自分の言動や行動、態度がハラスメントに該当すると思っていないことが多く、悪気なくハラスメントを行ってしまうのです。
これは時代による影響とも言えますので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、それでも職員が一方的に我慢をする環境は、健全とは言えません。
少しでも違和感や不快感がある場合は、すぐに対処していくようにしましょう。
では次に、訪問介護でハラスメントを受けた場合の対処法について、詳しく解説していきます。
先ほども解説したように、職員が一方的に我慢する環境は健全とは言えません。
などを受けた場合は、
とはっきり伝えるようにしましょう。
一度でも相手のハラスメント発言や行動を許してしまうと、相手のハラスメント意識がどんどん薄れ、次第に内容がエスカレートしていきますので注意が必要です。
ハラスメント被害を受けている方の中で、
「直接利用者に伝えることができない」
と悩んでいる方がいるのであれば、サービス提供責任者など、自分の直属の上司に相談するようにしましょう。
そうすることによって、
などの対応を行ってもらえます。
ハラスメント被害を受けた場合、いくら相手が高齢者だとしても、腹が立ちますよね。
その気持ちに蓋をする必要はありませんが、対応の仕方についてはしっかりと考えることが大切です。
怒鳴ったり、手を上げたりするのではなく、あくまでも冷静に対応するようにしましょう。
訪問介護の現場では、セクハラやモラハラ、パワハラが起こることがあります。
もちろん、このようなケースは非常に稀で、ほとんどの方は優しく、丁寧に接してくれます。
ただ、ハラスメントの内容や対処法についての知識を身に付けておかないと、いざ自分が被害者になった時にどう対処すればよいかわからなくなってしまいますので、
は、今回紹介した内容をしっかりと頭に入れて、トラブルが起こった際にすぐ対処できる状態にしておきましょう。