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登録ヘルパーの仕事では、入浴の介助や掃除、買い物代行などやるべきことがたくさんあります。
中でも難易度が高いのが、おむつ交換です。
この記事を見ている登録ヘルパーの中には、
「おむつ交換をスムーズに行うにはどうすればいいの?」
という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこで今回は、登録ヘルパーの仕事におけるおむつ交換のコツや注意点について詳しく解説していきます。
まずは、登録ヘルパーがおむつ交換で注意すべきことについて、詳しく見ていきましょう。
おむつ交換で最も大切になるのが、陰部の拭き方です。
特に女性の利用者のおむつを交換する場合は注意が必要です。
肛門側から尿道側に向かって拭いてしまうと、細菌が体内に侵入し、感染症にかかってしまう可能性が高くなりますので、必ず前から後ろ(尿道側から肛門側)に向けて拭くようにしましょう。
おむつ交換というのは、非常にデリケートな仕事です。
利用者の中には、罪悪感や恥ずかしさを感じている方もいますので、おむつ交換を行う際は必ず声掛けをするようにしましょう。
おむつ交換は登録ヘルパーの仕事における重要な仕事ですが、他人の排せつ物を間近で見ることになりますし、それを自分の手で処理することになりますので、心の準備が必要です。
中には、おむつ交換に抵抗があるヘルパーもいると思いますが、これは決して不思議なことではありませんので、自分を責めないようにしましょう。
では次に、登録ヘルパーの仕事におけるおむつ交換の流れについて詳しく解説していきます。
おむつ交換をする際は、利用者に心の準備をしてもらうためにも、声掛けから始めるようにしましょう。
利用者の中には、おむつという言葉を嫌がる方もいますので、
「下着を確認させてください」
というように、オブラートに包んで伝えることをおすすめします。
声掛けが済んだら、次は体勢の確認です。
寝たきりの方のおむつを交換する場合は、一旦仰向けにしてから作業を開始しましょう。
自分で立つことができる場合は、手すりに使ってもらい、ズボンを下げてから作業を開始するようにしてください。
ズボンを下げたら、汚れたおむつを外して汚れを拭き取ります。
ぬるま湯で洗い流す場合は、必ず声がけを行うようにしてください。
また、水分が残っているとかぶれの原因にもなりますので、水分はしっかりと拭き取るようにしましょう。
陰部が綺麗な状態になったら、新しいおむつに取り換えます。
利用者が自分でお尻を上げられる場合は、片足ずつ通していき、背中までしっかりと上げていきます。
この時に、背中側にしわができていないかをしっかりと確認するようにしてください。
利用者が自分でお尻を上げられない場合は、横向きになってもらってから新しいおむつを装着します。
おむつをセットした後は、テープで止める必要があるのですが、きつく締めすぎてしまうと利用者に不快感を与えることになりますので注意してください。
では最後に、おむつ交換をできるだけ素早く終わらせるポイントについて詳しく解説していきます。
おむつ交換の際は、
など、必要なものを事前に用意しておくのがおすすめです。
そうすることによって、無駄な時間を徹底的に省きながら作業が行えるようになります。
おむつ交換の時間を短縮するためには、利用者のズボンを下げる前に新しいおむつの準備を行っておくことが大切です。
おむつを開き、中心で追って左右に伸ばすことによって、すぐに装着できるようになります。
これにより、利用者の心の負担を軽減しながら、スムーズにおむつ交換が行えるようになるのです。
>登録ヘルパーの中には、おむつ交換に自信がない方や、抵抗がある方もいるでしょう。
誰かのおむつを交換するという経験は、日常生活でそう頻繁にあることではありませんので、抵抗を感じたり、不安に感じたりするのも無理はありません。
登録ヘルパーの仕事におけるおむつ交換にはいくつかのコツや注意点があり、最初は戸惑ってしまうかもしれませんが、数をこなしていくうちにスムーズに行えるようになりますので安心してください。
登録ヘルパーの仕事における重要な仕事の1つに、おむつ交換があります。
おむつ交換というのは、ヘルパーにとってもハードルが高い作業ですし、利用者にとっても精神的な負担が大きな作業です。
そのため、できるだけ素早く終わらせることが大切です。
今回紹介したステップや注意点、コツを参考にすることで、利用者の負担を最小限に抑えつつ、短時間でおむつ交換が行えるようになりますので、おむつ交換に苦手意識を持っている方は是非参考にしてみてください。