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介護業界の事務職として働きたいと考えている方の中には、
「必要な資格ってあるのかな?」
「働く上で有利な資格は?」
というような疑問を抱えている方もいるでしょう。
そのような方には、介護事務管理士という資格がおすすめです。
この記事では、介護事務管理士とは一体何か、どのような仕事内容なのか、取得するメリットはあるのかということについて、詳しく解説していきます。
介護事務管理士というのは、2000年からスタートしている介護事務に関するスキルを証明するための資格です。
JSMA技能認定振興協会が認定を行っている民間資格となりますが、比較的知名度が高いため、介護業界における事務職としてキャリアを積みたいと考えている方に最適と言えます。
介護事務管理士の受験資格は特にありません。
介護業界に従事したことがない方でも気軽にチャレンジできますので、転職を検討している方は是非挑戦してみてください。
また、試験会場は全国にありますので、地方に住んでいる方でも安心です。
試験についても、1月、3月、5月、7月、9月、11月の年6回実施されますので、忙しい方でも挑戦しやすいと言えます。
介護事務管理士の試験には、
・実技試験
・学科試験
があります。
実技試験は、レセプトの作成2問、レセプトの点検1問です。
筆記試験は、介護保険制度や単位数の算定、介護用語に関する問題が10問出題されます。(マークシート式)
介護事務管理士の合格率は、毎年50%前後となっていますので、そこまで簡単な資格とは言えません。
実技試験の場合、それぞれの問題で50点以上取得し、尚且つ3問の合計が70点以上で合格となります。
実技試験についても、70%以上の正答率が求められますので、しっかりと知識を身につけたうえで挑戦しましょう。
では次に、介護事務管理士の仕事内容について詳しく見ていきましょう。
介護事務管理士は、介護報酬請求業務が主な仕事となります。
これを専門用語で「レセプト」呼びます。
簡単に言ってしまえば、事業所が受け取る介護報酬を計算して、請求書を作成する仕事のことです。
このようなことから、一般企業の事務職同様、月末と月初が忙しくなる傾向にあります。
介護事務管理士は、ケアマネージャーとして働くスタッフのサポートをすることもあります。
特に多いのが、シフトの作成です。
他にも、
・利用者からの相談対応
・介護業務の補助
など、様々な業務を行うことがありますので、介護における全般的な知識やスキルが必要と言えます。
では次に、介護事務管理士を取得するメリットについて、詳しく見ていきましょう。
介護事務管理士を取得しておくことによって、介護保険などに関する知識を身につけられるようになります。
これは、もちろん仕事においても役立ちますが、自分や自分の家族が介護保険に加入する時にも役立ちますので、長期的にみると資格取得によるメリットがかなり大きいと言えるのです。
介護事務管理士の資格があれば、介護事務関連の転職を有利に進めやすくなります。
仮にブランクがあったとしても、資格を持っていることによって専門性をアピールできるようになりますので、採用してもらえる可能性が高くなるのです。
介護事務管理士を取得しておくことによって、介護業界で長期間にわたって働けるようになります。
事務職の場合、介護スタッフとは違ってそこまで体力を使いません。
そのため、資格さえ持っていれば年齢を重ねたとしても事務員として活躍し続けられるのです。
介護事務管理士の資格を最大限に生かすためには、様々な現場で経験を積むことが大切です。
施設やサービス形態が異なると、若干仕事の内容や幅が変わってきますので、様々な経験を積むことによって、より効率的にキャリアアップを図れるようになります。
介護業界における知識やスキルを効率的に高めたいと考えている方には、訪問介護がおすすめです。
訪問介護は、利用者に対して一対一でサービスを行いますので、実践を通してスキルや知識を磨けるようになります。
また、訪問介護には「登録ヘルパー」という独自の働き方があり、副業やダブルワークとしても活用できますので、興味がある方は是非挑戦してみてください。
介護事務管理士は、介護業界の事務職として働きたい方に最適の資格です。
取得条件は特になく、全国に試験会場がありますので、忙しい方でも気軽に挑戦できます。
この資格を取得しておくことによって、様々な施設で働けるようになるだけでなく、長期間にわたって活躍できるようになりますので、介護業界でのキャリアアップを目指している方にもおすすめです。
合格率は毎年50%前後と、そこまで簡単な資格とは言えませんが、挑戦する価値は十分にありますので、興味がある方は是非受験してみてください。