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登録ヘルパーが対応できる買い物の範囲とは?

登録ヘルパーによる訪問介護サービスは、一定の決まりに従って行われるものです。当然ながら、登録ヘルパーは、この決まりを逸脱したサービスを提供することはできません。

そのことを特に痛感する局面が買い物。登録ヘルパーは、たとえ利用者に頼まれたとしても、「買って良いもの」と「買ってだめなもの」があることを理解しておく必要があります。

ここでは、訪問介護で登録ヘルパーが代行できる買い物の範囲、および、「買ってはだめなもの」を買ってきて欲しいと頼まれたときの断り方を詳しくご紹介します。

登録ヘルパーでの買い物の範囲とは

登録ヘルパーサービスにおいて、登録ヘルパーが代行できる買い物には一定の範囲があります。たとえ簡単な依頼内容だったとしても、登録ヘルパーは、この範囲を外れる買い物を代行することはできません。

もし範囲外の買い物を代行してしまうと、利用者から「前の登録ヘルパーはやってくれたのに…」などとクレームが入ったりなど、事業所全体の運営に迷惑がかかる可能性があります。登録ヘルパーはその点をよく自覚し、決まりに沿ったサービスを提供するようにしましょう。

以下では、登録ヘルパーが代行できない買い物の範囲について確認します。

利用者以外の援助にもなる買い物

登録ヘルパーが代行できる買い物は、あくまでも「利用者本人」の援助になるもの。そのため、利用者の家族の援助にもなる買い物は、行うことができません。

たとえば「自分の肌着を買ってきて欲しい」という依頼には対応できますが、「自分の肌着を買うついでに、家族の肌着も買ってきて欲しい」という依頼には対応できません。

生活必需品とは言えない物品の買い物

ただし生活必需品の判断基準については、利用者本人の生活の現状を考慮する視点も大切。教科書通りではなく、現状に則した客観的な視点も持つべきでしょう。

遠方での買い物

登録ヘルパーは、利用者の日常の生活範囲を超える遠方での買い物を代行することはできません。たとえば、「遠くの有名デパートで○○を買ってきて欲しい」「温泉旅行に行くときには○○を買ってきて欲しい」などの依頼は、登録ヘルパーが代行できる買い物の範囲を超えることになります。

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サービス外の買い物を頼まれたときの断り方

実際に登録ヘルパーの仕事を行っていると、現実として、登録ヘルパーが行えない範囲の買い物を頼まれることもあるでしょう。

以下、サービス外の買い物を頼まれたときの断り方について、具体例を挙げながら4点ほどご紹介します。

タバコやお酒の買い物

利用者:「タバコとビールを買ってきてもらえる?」

登録ヘルパー:「○○さんの主治医から止められているので、私は買うことができません」

サービス時間外の買い物

利用者:「次に来るときに、これを買ってきて欲しいんだけど?」

登録ヘルパー:「お金の貸し借りを伴うサービスは間違いやトラブルのもとになるの、でできないことになっています」

遠方での買い物

利用者:「遠くにあるスーパーのほうが安いので、そっちで買ってきて欲しい」

登録ヘルパー:「時間がかかってしまうので延長料金が発生しますが、それでも行ってきたほうがいいですか?」

利用者以外の援助になる買い物

利用者:「買い物に行ってもらうついでに、仕事で帰りが遅い息子の弁当を買ってきて欲しい」

登録ヘルパー:「介護保険が前提のサービスなので、○○さん(利用者)ご本人のお手伝いしかできません」

利用者は、信頼している登録ヘルパーだからこそ、やや無理な依頼もしてしまうものです。すでに信頼関係があるという証拠でもあるので、きちんと断るべきことは断りましょう(やんわりと優しく断ってくださいね)。

まとめ

たとえサービスの範囲外とは言え、利用者にとってみれば「こんな簡単なこともやってくれないの?」と不満を持つことがあるでしょう。また登録ヘルパーにとっても、「こんな簡単なことなら、やってもいいんじゃない?」と思うことがあるかもしれません。

しかしながら、登録ヘルパーができる仕事の範囲には決まりがある以上、これを逸脱することはタブー。事業所の運営全体に影響が及ぶ恐れがあるので、くれぐれも自己判断で範囲外のサービスを提供しないよう注意しましょう。

互いに気持ちよく介護サービスを利用・提供できるよう、介護契約を結ぶ際には、ご本人にもご家族にもサービスの範囲を明確に説明しておくことが大切です。

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